2011年のPFI法改正によって導入されて以降、公共施設等運営権制度(コンセッション制度)は空港、上工下水道、有料道路、MICE施設、アリーナ施設、美術館などの幅広い分野の、国・地方公共団体等の40件を超える事業で活用され、運営を担う民間企業の努力によってこれまでの日本の公共事業では見られなかった様々な結果を生み出しつつあります。ただ一方で、日本全体で見ると特に地方公共団体は活用できているところがまだ一部に留まっており、どのようにすそ野を広げてくかという点で課題も抱えています。
今回本フォーラムでは、これまで先頭に立ってこの制度を活用してきた政府・地方公共団体・運営権者のトップに取り組みを振り返ってもらい、それぞれの感じる成果や課題、今後の方向性について報告してもらいます。また、報告も踏まえて地方公共団体、事業、金融の各観点で業界を代表する論客がパネルディスカッションを行って議論を深めて、この制度が生み出した地方創生に向けた成果を整理すると共に、その成果をさらに広げていくために解決すべき今後の課題などを明らかにします。
今後この制度の活用を考えている政府・地方公共団体の皆さまや、この事業への参入を考えている企業の皆さまの参考となれば幸いです。
日時 | 2025年5月26日(月)14:30~18:00予定 ★事前申込者はセミナー終了後、見逃し配信が視聴できます。 |
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会場 |
オンライン配信 (申込いただいたメールアドレスに視聴URLをお送りいたします) |
参加費 | |
定員 | 500名 ★参加費無料(事前登録制) |
対象 | |
主催 | 産経新聞社 <後援>内閣府 |
共催 | |
協賛 | アクセンチュア株式会社/インフロニア・ホールディングス株式会社/株式会社日本政策投資銀行/関西エアポート株式会社/株式会社愛知国際アリーナ |
内容 | ▼タイムテーブル▼ 14:30~ ビデオメッセージ 菅 義偉氏(元内閣総理大臣 自民党副総裁 衆議院議員) 14:35~ 基調講演 井上 裕之氏(内閣府事務次官) コンセッション制度を所管する内閣府の立場から、コンセッション制度がこれまでに生み出した成果や残された課題を振り返ると共に、政府の関連政策の最新動向についてご講演いただきます。 14:55~ 先進事例に関する講演① 横山 英幸氏(大阪市長) 大阪市の取り組まれているコンセッション事業である大阪中之島美術館運営事業と大阪市工業用水道特定運営事業等が地域にもたらした成果と課題、そして今後のコンセッション制度への期待などについてご講演いただきます。 15:15~ 先進事例に関する講演② 木村 敬氏(熊本県知事) 熊本県の取り組まれているコンセッション事業である有明・八代工業用水道運営事業や、熊本県も関わる形で国の行っている熊本空港特定運営事業が地域にもたらした成果と課題、そして今後のコンセッション制度への期待などについてご講演いただきます。 15:35~ 先進事例に関する講演③ 村井 嘉浩氏(宮城県知事) 宮城県の取り組まれているコンセッション事業である上工下水一体官民連携運営事業や、宮城県も関わる形で国の行っている仙台空港特定運営事業が地域にもたらした成果と課題、そして今後のコンセッション制度への期待などについてご講演いただきます。 15:55~ 先進事例に関する講演④ 寛司 久人氏(株式会社愛知国際アリーナ 代表取締役社長) 愛知県による日本初のBTコンセッション方式の事業で株式会社愛知国際アリーナが整備し、2025年7月にグランドオープンするIGアリーナについて、その特徴や目指す成果などについてご講演いただきます。 16:15~ コンセッション制度の課題に関する講演 山谷 佳之氏(関西エアポート株式会社 代表取締役社長 CEO) 日本最大のコンセッション事業である関西国際空港、大阪国際空港の運営を2016年から、神戸空港の運営を2018年から預かり、自然災害やコロナなどを乗り越えて事業として成長させてきた経験に基づく日本のコンセッション制度の課題についてご講演いただきます。 16:30~ パネルディスカッション コンセッションのこれまでと今後 【パネリスト】 鈴木 康友氏(静岡県知事) 岐部 一誠氏(インフロニア・ホールディングス株式会社 代表執行役社長 兼 CEO) 高澤 利康氏(株式会社日本政策投資銀行 取締役常務執行役員) 【ファシリテーター】 廣瀬 隆治氏(アクセンチュア株式会社 執行役員 ビジネス コンサルティング本部 ストラテジーグループ日本統括) コンセッション事業に関する経験を有する地方自治体、事業会社、金融機関、コンサルティング会社の各業界を代表する論客による討議を通じて、日本のコンセッション制度の成果や課題、今後目指すべき方向性を明らかにします。 |
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