建設業界はいま、これまでにないほどの変革を迫られています。
深刻化する人手不足は、若年層の入職率の低下や技能労働者の高齢化によって年々加速しています。また、資材価格の高騰や労務費の上昇、さらには法制度の複雑化により、事業運営のコストとリスクは増す一方です。さらに、施主や発注者から求められる品質や納期は高度化し、従来型のマネジメントやアナログ中心の業務運営では、これらのニーズに応えることが難しくなっています。そこで、設計・施工から営業・管理業務に至るまで、あらゆる領域でのデジタルトランスフォーメーション(DX)が急務となっています。
本セミナーでは、建設業務全体のデータを管理・可視化する情報基盤として期待が高まるBIM(Building Information Modeling)活用をはじめとして、営業部門のデータ利活用やバックオフィス業務の省力化など、建設DXの最前線を紐解きます。現場と経営をつなぐ実践的な視点で、業務改革と競争力強化の道筋を探ります。
建設現場の未来を拓くための最新事例やソリューションを業界のエキスパートと共に探るこの機会をお見逃しなく。
日時 | 2025年6月24日(火)13:00~17:00 ※6月24日(火)13:00申込締切※ ★セミナー終了後、見逃し配信が視聴できます。 ★セミナー視聴後、アンケートに回答すると、講演者のプレゼン資料がダウンロードできます。 |
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会場 |
オンライン配信 (申込いただいたメールアドレスに視聴URLをお送りいたします) |
参加費 | |
定員 | 500名 ★参加費無料(事前登録制) |
対象 | ●建設業の経営層及びDXを推進する経営企画・DX推進・ITシステム部門 ●建築・土木関連の専門職、技術職及び現場業務の責任者 |
主催 | 産経新聞社 |
共催 | |
協賛 | <協賛>株式会社Arent/株式会社SmartHR/株式会社ミツモア/株式会社アンドパッド/株式会社セールスフォース・ジャパン |
内容 | ▼タイムテーブル▼ 13:05~基調講演 設計業務、施工現場とバックオフィスが融合する建設DXの進め方 家入 龍太(株式会社建設ITワールド 代表取締役 建設ITジャーナリスト) 建設業の設計業務や施工現場と、人事・労務や経理などのバックオフィス業務の間は、組織が分かれているため手作業によるデータ入力や重複作業が多く、両者が互いにデータを有効活用できていないことによるムダが発生しやすいです。こうした課題をクラウドやデジタルツインなどの建設DXツールで解決する方法や事例について解説します。 13:45~企業講演 BIM自動化とAIを活用した建設DX戦略 三木 武人(株式会社Arent CRO(Chief Revenue Officer)) ArentはBIMとAI、自動化技術を組み合わせた新しいDXを推進しています。本講演では、BIM入力から設計・施工・管理までを効率化する自動化技術や、AIによる業務効率化手法・システム開発をご紹介。Arentが提案する「アプリ連携型プラットフォーム」を活用し、建設プロセス全体のDXをどのように実現できるかご説明します。 14:14~企業講演 人材定着の課題と求められる離職防止策 〜現場と組織をつなぐ建設業界DXとは〜 白石 晃子(株式会社SmartHR ブランディング統括本部 サービスタッチポイントマネジメント本部 フィールドマーケティング部) 深刻な人手不足・離職が続く昨今、業績の向上と企業成長には「人材の育成と定着」が喫緊の課題です。改善が難しい離職の防止ですが、従業員の「ホンネ」を集め職場環境の改善を行うことにより、安定した事業運営を実施できるようになった、という事例が増えてきました。 本セッションでは、改めて建設業界の課題を明らかにし、離職を防ぐ道筋を事例を交えご紹介します。 14:27~企業講演 現場の見える化が経営判断を変える~属人化を解消し、利益につなげる業務改革とは?~ 木村 仁秀(株式会社ミツモア プロワン事業本部) 情報が現場にとどまり、経営層まで届かない状態では、正確な判断も迅速な意思決定も難しくなります。本講演では、属人化した現場業務を「見える化」し、営業・現場・経営をデータでつなぐことで、判断の質とスピードを高め、生産性と利益率の向上を実現する業務改革のアプローチをご紹介します。 14:47~特別講演 技術とDXの融合による建設業界の未来創造 前 啓一(西松建設株式会社 技術戦略室 技術革新部 部長) 西松建設が実践する全社的な技術/DX戦略と具体的取り組みをお伝えします。BIMやデジタルツインによる設計・施工プロセスの革新、データ利活用による戦略的な営業改革、生成AIを活用した技術提案力の向上など、建設DXによる生産性向上と競争力強化の最新事例から、業界変革の具体的なヒントが見えてきます。 15:28~企業講演 BPO&DXによる業務効率化で解決!建設業人材不足意識調査から見えてきた「現実」とは? 中島 遥海(株式会社アンドパッド ビルディングエンタープライズカンパニー本部) 2025年ショックといわれるベテラン人材の大量離職は、人手不足を招くだけでなく、技術の継承や安全管理、工期の長期化といった多方面にわたる課題を浮き彫りにします。株式会社アンドパッドではこの状況を踏まえ、建設従事者に向けたアンケートを実施。そこから見えてきた「現実」を解説しながら、現場DXとBPO活用による「若手教育強化施策」事例を紹介します。 15:45~企業講演 人・データ・業務が繋がる業務改革とAI活用 〜個別最適から、全体最適の建設DXへ〜 依田 健(株式会社セールスフォース・ジャパン ソリューション統括本部 インダストリーアドバイザー本部 建設不動産・旅行運輸ホスピタリティ・人材業界 マネージャー) 万木 孝之(株式会社セールスフォース・ジャパン ソリューション統括本部 B2Cソリューション本部 建設・不動産・TTH部 Senior, Account SE) 営業・設計・施工、部署ごとに優先順位や重視する点は異なり、業務の個別最適が進む一方、組織全体の視点では業務の非効率化や負担増につながります。重要なのは、すべてを統一するのではなく、共通化すべき部分を見極め、「人がやるべきこと」と「機械に任せるべきこと」を整理することです。本講演では、営業・設計の視点から、業務の整理と最適化のアプローチ、そしてAI活用に関する具体的なデモを交えながら紹介します。 16:05~特別講演 地方ゼネコン型BIM導入の戦略と実践 野津 健市(美保テクノス株式会社 代表取締役社長) 新田 唯史(美保テクノス株式会社 BIM戦略部 執行役員部長) 2004年からBIMに取り組み20年が過ぎました。現在ではBIMを地方ゼネコンの抱える様々な課題を解決する糸口と捉え建築生産活動全行程でのBIM活用を目指して活動しています。これまでの試行錯誤の歴史とともに現在実践している自社独自のBIMへの取り組みとその効果を最新事例を交えながらご紹介します。 |
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