生成AIの急速な普及により、ビジネスにおける情報活用の在り方が大きく変化する一方で、サイバーセキュリティをめぐる脅威もますます高度化・巧妙化しています。今、セキュリティ対策は単なる防御手段ではなく、企業の競争力と信頼性を支える経営戦略の中核として再定義されつつあります。

本セミナーでは、最新のサイバー攻撃の傾向と生成AIがもたらす新たなリスク、そしてそれに立ち向かうためのセキュリティ戦略を専門家が解説。さらに、実際の企業現場で進むAIツールの活用や、全社的にセキュリティ文化を醸成する取り組みなど、先進事例を交えて多角的に紹介します。

AI時代における「信頼」と「レジリエンス」をどう築き上げるか。経営層から現場まで、全社で取り組むべきサイバーセキュリティの今とこれからを考える機会をお届けします。

日時 2025年8月28日(木)13:00~15:00予定
★セミナー終了後、見逃し配信が視聴できます。
★セミナー視聴後、アンケートに回答すると、講演者のプレゼン資料がダウンロードできます。  
会場
オンライン配信 (申込いただいたメールアドレスに視聴URLをお送りいたします)
参加費
定員 500名 ★参加費無料(事前登録制)申込受付中
対象 ● DXやAI活用を推進したい企業の経営層、経営企画、事業責任者
● IT・情報システム部門の責任者及びサイバーセキュリティ関連部門従事者
●サイバーセキュリティに関する知見を集めたいCSIRT担当者
主催 産経新聞社
共催
協賛 DeepLジャパン合同会社
内容 ▼タイムテーブル▼


13:05~基調講演
“攻撃を見抜く力”が企業を強くする
~生成AI時代のサイバーセキュリティ戦略 ~

井上 大介(国立研究開発法人 情報通信研究機構 サイバーセキュリティ研究所 研究所長 兼 サイバーセキュリティネクサス ネクサス長)
サイバー攻撃は今や最大の経営リスクの1つであり、それを見抜く力が企業価値を左右する時代になっています。本講演では最近のサイバー攻撃事案を振り返るとともに、攻撃側・防御側の双方で使われ始めている生成AIとサイバーセキュリティの最新動向をご紹介します。


13:45~企業講演
シャドーAI時代における高セキュリティ対応AI翻訳ツール「DeepL」の活用戦略と導入事例
吉岡 大地(DeepLジャパン合同会社 エンタープライズ第二営業部 部長)
DeepLは、ドイツ発の言語、翻訳に特化したAIを開発する企業です。GDPRなど世界でも厳しいセキュリティ基準に準拠し、エンタープライズ企業のコンプライアンス要件にも対応しています。シャドーAIが進む中で情報システム、DX部門がどのように目的に特化したAIを活用するべきか、言語や翻訳の観点からその活用と事例を交えてお話しします。


14:00~特別講演
NECグループにおけるデータドリブンセキュリティ経営について
淵上 真一(NEC Corporate Executive CISO 兼 NECセキュリティ株式会社 取締役)
「全員参加のセキュリティ」を掲げ、全社員の意識と組織文化の変革に取り組むNEC。本講演では、サイバーセキュリティダッシュボードの構築によって、経営層から一般社員までが一体となって進めるセキュリティマネジメントや、セキュリティ人材の育成に関する取り組みについて取り上げ、データドリブンセキュリティ経営を実現するためのポイントをお伝えします。

備考

井上大介

国立研究開発法人 情報通信研究機構
サイバーセキュリティ研究所 研究所長 兼 サイバーセキュリティネクサス ネクサス長
1997年に横浜国立大学でセキュリティ分野の研究開発を始め、2003年に同大学大学院工学研究科博士課程後期修了後、独立行政法人通信総合研究所(現NICT)に入所。2006年よりインシデント分析センター「NICTER(ニクター)」を核としたセキュリティシステムの研究開発に従事。

吉岡大地

DeepL Japan合同会社
エンタープライズ第二営業部部長
HPEに新卒入社後、ITインフラ企業や米国AIスタートアップ企業に従事。2023年より現職。キャリアにおいて多様な業種、業界のお客様を担当。業界の動向や顧客ニーズを理解し、効果的なソリューションを提供。DeepLにて顧客との深いパートナーシップを確立し、市場における同社の急成長を牽引しています。

淵上真一

NEC
Corporate Executive CISO 兼 NECセキュリティ株式会社 取締役
SIerにてネットワークエンジニアを経た後、学校法人にて組織のセキュリティコントロールと、司法、防衛関連のセキュリティトレーニングを手掛ける。現在は、NECグループの全社セキュリティ統括を担当。2024年4月よりCISO着任(NECセキュリティの取締役も兼任)。CISSPの認定機関ISC2の 認定主任講師として人材育成活動も努める。情報処理安全確保支援士 集合講習認定講師、Hardening Project 実行委員、北海道大学 情報基盤センター 客員研究員。一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)評議員、一般社団法人サイバー安全保障人材基盤協会(CSTIA)理事。

お問合わせ

産経新聞DXセミナー事務局
ml.digitalsales@sankei.co.jp