書面交付が義務付けられている不動産売買など、契約書の電子化を認める改正宅地建物取引業法(宅建業法)が、2022年5月18日に施行されました。「不動産取引の全面電子化」は、不動産市場に何をもたらすのか。専門家の解説をもとに、不動産のDX(デジタルトランスフォーメーション)についてひもときます。
基調講演では、社団法人住宅・不動産総合研究所の理事長で不動産エコノミストの吉崎誠二氏が「データで読み解く最新不動産市況分析と不動産業界のDX化がもたらす変化」と題し、最新の不動産市況からDXがもたらす業界の変化について展望を語ります。
また、AIやビッグデータといった最先端の技術分野で活躍し、不動産市場にも精通、数々の提言を行ってきた一橋大学ソーシャル・データサイエンス教育研究推進センターの清水千弘教授が「不動産市場の未来 電子契約の導入がもたらす不動産市場の進化」をテーマに登壇します。
さらに、株式会社船井総合研究所賃貸支援部でマネージング・ディレクターをつとめる青木一将氏が「全国200社のコンサルティング現場から見る『賃貸管理・賃貸仲介会社のDX転換の現状と成功事例』」をテーマに、賃貸管理業界におけるDXの成功事例を紹介します。
このほか、電子契約サービスなど、不動産事業者への導入実績をもつ各種ITベンダーも集結。ドキュサイン・ジャパン、マネーフォワード、弁護士ドットコム、GMOグローバルサイン・ホールディングス、ワークスモバイルジャパン、イタンジ、セールスフォース・ジャパンの各社担当者による講演も開催します。
本セミナーが、デジタルツールの導入による業務効率化や生産性向上に加え、不動産事業者におけるDX推進のきっかけになれば幸いです。
日時 | 2022年8月25日(木)13:00~18:00 ★セミナー終了後、1か月間見逃し配信が視聴できます。 ★セミナー視聴後、アンケートに回答すると、講演者のプレゼン資料がダウンロードできます。 |
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会場 |
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参加費 | |
定員 | 500名 ★参加費無料(事前登録制) |
対象 | 不動産仲介会社、不動産管理会社のバックオフィス部門の方 不動産関連企業の経営者、経営企画、DX推進、情報システム担当の方 |
主催 | 産経新聞社 【後援】不動産経済研究所 |
共催 | |
協賛 | ドキュサイン・ジャパン株式会社 / 株式会社マネーフォワード / 弁護士ドットコム株式会社 / GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社 / イタンジ株式会社 / ワークスモバイルジャパン株式会社 / 株式会社セールスフォース・ジャパン |
内容 | 13:05~13:45 基調講演 データで読み解く最新不動産市況分析と不動産業界のDX化がもたらす変化 吉崎誠二(住宅・不動産総合研究所 理事長 不動産エコノミスト) ラジオやテレビのレギュラー番組、不動産関連メディア連載(月15本)では、なかなか言えないホンネトークを凝縮してお伝えします。本講演では、日本の不動産市況と見通し・金融経済の見通し・世界が注目!アメリカの住宅市況と見通し・不動産業界DX化のこれまでの流れ・DX化がもたらしたもの・DX化で業界に起こる変化といった様々なトピックスをお話しします。 13:50~14:05 協賛企業セッション①ドキュサイン・ジャパン株式会社 DX社会における電子署名の今-不動産業界における取組み 小山 泰祉(ドキュサイン・ジャパン株式会社 SMBセールス マネージャー) 電子署名は、DX(デジタルエクスペリエンス)の一端として需要が伸びると考えられています。加えて、2022年5月の宅建業法改正により、この改正を皮切りに不動産業界に対してDXの波がより一層高まることが予想されます。そこで本講演では、不動産関係書類における電子契約について紹介し、不動産取引に与える影響について解説していきます。 14:05~14:20 協賛企業セッション②株式会社マネーフォワード マネーフォワード クラウド契約で実現する電子契約時代の契約管理 島田 恵梨(株式会社マネーフォワード リーガルソリューション部 プロダクトマーケティンググループ) 近年、働き方の多様化やペーパーレス化が進んだことで、契約業務においても電子契約サービスを導入し、契約書の電子化を進める企業が増えております。一方で、紙による契約書もなくならないのが現状です。本セッションでは、電子契約時代に現れる新しい課題と、スマートな契約書管理方法についてご紹介します。 14:25~14:40 協賛企業セッション③弁護士ドットコム株式会社 クラウドサインだからできる不動産契約業務の改革とは -なぜクラウドサインが選ばれているのか- 小川 和樹(弁護士ドットコム株式会社 クラウドサイン事業本部 ビジネスアカウント部 チームマネージャー) 導入検討を始めている不動産会社が急増している電子契約。ただ、電子契約を導入したからといって簡単に運用開始できるわけではないのが契約業務の電子化です。本セッションでは、電子契約の運用開始までのサポートの観点から不動産会社の皆様がなぜクラウドサインを選んでいるのか、ご説明します。 14:40~15:20 特別講演 不動産市場の未来-電子契約の導入がもたらす不動産市場の進化- 清水 千弘 (一橋大学ソーシャル・データサイエンス教育研究推進センター教授) オンライン(電子)取引は、市場の競争性を一層高めるように機能していくことが期待される。不動産の電子取引は、市場にどのような進化をもたらし、産業構造をどのように変えていくのか。人間とAIを含む機械は、どのような分業が求められているのか。本講演では、このような疑問に答えるために、海外の事例を交えながら紹介する。 15:25~15:40 協賛企業セッション④GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社 宅建業法改正!電子印鑑GMOサインでかなう これからの電子契約フローをご紹介 カーリー マーカスルイス 龍一(GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社 電子契約事業部 不動産DXプロジェクト マネージャー) 電子契約を導入することで業務効率を向上しながら、非対面・非接触での手続きにも柔軟に対応できるようになります。しかしまだ具体的な業務フローが想像できない方も多いのではないでしょうか。本セッションでは業法改正後の電子印鑑GMOサインを利用した業務フローをわかりやすく解説いたします。 15:40~15:55 協賛企業セッション⑤イタンジ株式会社 電子契約が最後のピース、不動産DXの完成形とは 野口 真平(イタンジ株式会社 代表取締役) 2022年5月、宅地建物取引業法が改正施行され、DX化を阻む最後の障壁でもあった契約プロセスの電子化が実現しました。賃貸取引全体がオンラインへシフトしており、既にイタンジ株式会社の電子契約サービスの利用社数は300社を突破しました。本講座では代表野口が不動産DX市場と目指す姿についてお話しします。 16:00~16:15 協賛企業セッション⑥ワークスモバイルジャパン株式会社 オンラインでも心が通いお客様満足度アップ 顧客接点ツールとしてのLINE WORKS、電子サインとの連携も。 大北 悠(事業企画本部 市場開発部 ビジネスディベロップメントマネージャー) コロナ後の企業の担当者とお客様のコミュニケーションのあり方について、企業の担当者とお客様計5,000人に調査した結果を踏まえながら、不動産業界の営業/DXツールとしてのLINE WORKSをご紹介。また電子契約サービスとの連携についてもご紹介します。 16:15~16:30 協賛企業セッション⑦株式会社セールスフォース・ジャパン 「1つの反響から生涯の顧客へ」不動産業界における顧客管理電子化の価値と事例 植松 隆(株式会社セールスフォース・ジャパン 執行役員 コマーシャル営業 第一営業本部 本部長 ) 改正宅建業法の施行により、不動産業界における電子化は加速度的に進むことが予想されます。「1つの反響から生涯の顧客を掴んだ事例」「年900時間の転記工数を削減した事例」を交えながら、不動産業界DXの価値についてご紹介いたします。 16:35~17:15 特別講演 全国200社のコンサルティング現場から見る 『賃貸管理・賃貸仲介会社のDX転換の現状と成功事例』 青木 一将 (株式会社 船井総合研究所 賃貸支援部 マネージング・ディレクター) 各業種・業界でDX転換の動きが進む中、賃貸管理業界にもその流れが高まってきています。しかし多くの企業がDX化を進める必要性は理解しつつも、何をどのように進めていけば良いかは手探りが続く状況です。今回はある企業様が2016年から進めてきたDX転換プロジェクトにて「売上2倍・管理戸数2倍・利益率5倍」へと成長できたDX化成功のポイントをご紹介させていただきます。他にもこちらの企業様では、「賃貸管理業務のブラックボックス0化」、「入居者クレームの2次発生率0」、賃貸仲介契約数県NO.1・昨対成長率118%達成の中で、「社員の残業時間10,000時間以上削減」を実現しています。本成功事例をヒントに、皆様へ賃貸管理会社・仲介会社のDX転換のポイントを解説して参ります。 |
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